2006年9月21日木曜日

Formula RENAULT 練習走行記 その4

メカニックがガレージでマシンのチェックをしてる間に、サーキット内のレストランでランチ。
見る見るうちに天気が悪くなって、ついに雨が降り出してきた。

げげぇ。これじゃ走れないよ。
食事をしながらなんども外をみたけど、相変わらず振り続ける雨・・。
レインタイヤでの走行を覚悟して、ピットへ。

グラベルに突っ込んで砂まみれになったマシンは、どこも壊れることなく無事ピットに帰ってきてました。
さっきと違うのはレインタイヤを履いていること。


初フォーミュラ、初サーキットで、レインタイヤって、どうなの。
そういえば、初めてカートに乗った日も大雨だったっけ。

もしかしたら、西谷選手に負けず劣らず雨男なのかもしれない。



スリックタイヤで走っても汚れた路面でコントロールを失ったのに、ウェットコンディションで走ったらどうなることやら。
写真の表情、がちがちに緊張してます。





いよいよ2ndセッション開始。
西谷選手から
「1周目は、ずっと3速で走ってコースの様子をみて。」
「慣れてきて"大丈夫だな"って思ったらペースをあげて見て」
「アクセルとブレーキは、とにかくソフトに」

アドバイスを胸に、コックピットに座って、シートベルトを締めてもらって、ピットロードへ。

雨で気温が下がっているせいなのか、エンジンを始動したあとに「そのまま待て!」の合図。
「3,000回転を保って、水温が75℃にしろ」と。

アクセルを軽く踏んで3,000回転を維持しつつ、正面の液晶パネルに表示される水温が上がるのを待つ。
1分もたたないうちに水温が上がって、「Go!」の合図。

クラッチを離して、加速!・・・せずにエンスト。
あれぇ、おかしいなぁと首をかしげながら、もう一度。
爆音を響かせて・・・エンスト。

ちょっとやけになりながら、回転数を合わせてアクセルON!
ようやく加速。


ピットロードを出てコースに入るところまでに3速にシフトアップして、あとはそのままのシフトポジションで慎重に慎重に。


なんとなく大丈夫な気がしてきて、最終コーナーを立ち上がったところで4速、5速とシフトアップ。
(さすがに6速には入れられなかった。)

2周目。
こんどは、晴れのときよりも1速落としたギアの走行に挑戦。
5速のところは4速で走って、4速のところは3速で。
でも、2速のところ1速まで落とすようなことはしなかったけどね。

半分くらいはしったとろこで、ふと気づいた。
「あ、サインボード見てない」

ホームストレートのところでピットクルーがラップタイムや周回数をボードに示してくれるだけど、それがあることをすっかり忘れて見逃してしまった。

なので、2周目の最終コーナーを立ち上がったところから「サインボード、サインボード」と見逃さないように注意しつつ、こんどは6速にシフトアップ。

「こんなスピードで走っててサインボードの字が読めるのか?」って疑問だったけど、サインボードのそばを通過したときにはっきり見えた。読めた!

そこに書かれていたのは、

98
5000


って、それだけ?
つまり、「カーナンバー98、5,000回転以上回すな」


いや、分かってるから。何回も聞いたから。
もっと気の利いたことをボードに載せてよ。

そんなことを思いながらの3周目。
ついに雨が降ってきた。

水滴で視界が悪い中を、慎重にドライブ。
「あ、このままだとコースアウトするかも」って思いながらステアリングを切ったところが何ヶ所かあったけど、慎重にアクセルを踏んだせいか、何事もなくクリア。



ホームストレートを駆け抜けるたびに横目でサインボードを見たけど、そこに書かれている文字はやっぱり


98
5000


・・・分かったってば。


マシンにだいぶ慣れてきて、もうちょっとペースをあげてみようかなと思った矢先、1コーナーでスピン!
イン側から入ってアウト側に抜けるようなライン取りをしてたんだけど、右フロントタイヤが縁石に触ってしまってくるっと1回転。
今度はコースアウトせずにコース上にとどまれた。

でも、そこはコースのど真ん中。
「はやく動かないと、コースをふさいだままになってしまう。」

エンジンを再始動して、クラッチを切って、回転数を合わせて・・・エンスト。
何度やっても焦ってしまってうまくいかない。

ふとコースの外をみるとメカニックが走ってきてる。
「やばい、このままだとコースの外に引っ張られてセッションが終わってしまう。」

でも、やっぱりうまくスタートできない。
そのうちにセルスイッチを押してもエンジンが回らなくなってしまった。


メインスイッチを切って再起動を2回繰り返してみたけど、やっぱりだめ。
あきらめかけたとき、イグニッションスイッチがOFFになっているのを発見。

何度もエンストしたから自動的にOFFになったらしい。
イグニッションスイッチをONにしてもう一度エンジン始動。

今度は落ち着いてクラッチをつないでようやくスタート成功。
こんなに苦戦するのは、もうう何年もマニュアル車を運転してないせいかもしれない・・。


"スピンしたあと自力で走れるなら必ずピットに戻るように"って言われていたので、そのままピットイン。

スピンしたことを伝えるとメカニックがマシンをチェックし始めた。
とくに問題はなかったらしくすぐにGo!のサインがでたので、ふたたびコースイン。



その後は、順調に周回を重ねて2ndセッション終了。
ピットインして、エンジンをとめてコックピットから降りたときはすごく気持ちよかった!


コース脇から見ていた西谷選手が
「遅いよ。回転数どれくらいまであげた?」
「ホームストレートで6速に入れた? どのあたり?」


だいたい4,500回転くらいで走ってたことと、これだと物足りないこと、もっと回転数をあげて走りたいことをチームマネージャのKangに伝えてもらって、いろいろと交渉してもらった。

結果、「5,500回転まで上げても良い」ということで話がまとまった。


次は、最後のセッション。
おもいっきり行くぞ。


Formula RENAULT 練習走行記 その5に続く