2006年12月24日日曜日

Dell Remote Access Controller を試してみた

Dell Remote Access Controller(以下、DRAC)は、DELLサーバ製品のリモート管理ソリューション。

最近だとPowerEdge 1950やPowerEdge 2950、ちょっと前だとPowerEdge 2850やPowerEdge 860などのサーバ製品に追加搭載することでハードウェアをリモート管理できる。

専用のスロットに搭載するので、PCIスロットを消費することなく利用できる。
LANポートを1つ備えていて、そこに割り当てたIPアドレスに対してWebブラウザからアクセスすると、リモートでの電源ON,OFF、BIOSやOS起動の確認、もちろんOSの操作もできる。
専用の管理画面では、サーバ内部の温度やハードウェアの状態確認ができ、障害発生時には外部のSMTPサーバを通じてアラートメールを送信できる。




DRACは他のハードウェアやOSとは独立しているので、サーバ本体に電源が供給されネットワークが生きていればリモートでのアクセスができる。
Windowsのリモートデスクトップ機能と異なり、サーバの電源がOFFの状態でもアクセスできるため、BIOS画面の確認や操作、OSが起動するときのメッセージなども確認できる。
そのため、データセンターなど遠隔地にあるサーバに障害が発生し、sshなどで接続できなくなった際の強い味方になる。

ちなみに、DRACにはログインアカウント以外のアクセス制限機能はない。
不正なアクセスを防ぐには、ファイアウォールなどで接続元を制限したり、DRACにローカルIPアドレスを割り当てて特定のネットワークからポートフォワードなどでアクセスするなど対策が必要となる。




上に紹介している画像は、遠隔で電源をONにしRed Hat Enterprise Linuxのログイン画面までをWebブラウザ内に表示させたところ。


レンタルサーバの専用サーバプランにこれを搭載していれば設定を誤ってssh接続できなくなったときなどに、自力で復旧できるんじゃないだろうか?


また、リモートでの電源ONやリモートデスクトップのような機能が不要ならば、Dell OpenManage Server Administratorをインストールすることで、サーバを管理できる。(ただし、対応OSが限られているので注意が必要。)



※ Internet ExplorerではActiveXを利用。MozillaやFirefoxではJava Runtime Environment (JRE)で対応できる模様(未確認)

※ DRACは、サーバ発注時に搭載することもできる他、後から追加パーツとして搭載することもできる。