マクラーレンのヘイキ コバライネンとルイス ハミルトンは、予選終了間際にライバルのドライバーの走行を妨害したと判断され、決勝はそれぞれ5グリッド降格処分となった。決勝は、それぞれ8位と9位からのスタートとなる。
コバライネンとハミルトンの2人が予選Q3の最終アタックを終え燃料節約のために徐行している際に、BMWザウバーのニック ハイドフェルドとルノーのフェルナンド アロンソの最終アタックを妨害したとしてスチュワードから呼ばれた。
ハイドフェルドは予選7位だったが、明日は5位からのスタートとなる。そのハイドフェルド曰く、「最終アタックに入ったとき、1コーナーはスムースに抜けられた。だが、何台かのマシンが極端なスロー走行をしていた。彼らは、予選がまだ続いていることに気づいていなかったらしい。4コーナー前でマクラーレンの 2台が走行ラインでスロー走行していたため、かなりのタイムをロスしてしまった。」
「およそ0.2秒ほどロス下と思う。予選7位ではなく3位のポジションが取れたはずだ。僕は、走りたい走行ラインが走れず、さらにブレーキングしたいところでそれができなかった」
マクラーレンはこの決定に上訴するとはみられず、これによりグリッド2列目にはトヨタのヤルノ トゥルーリとBMWザウバーのロバート クビサが並ぶ。レッドブルのマーク ウェバーが6位に上がりハイドフェルドとともに3列目となり、アロンソは、9位から7位に上がる。